【リサイクル】保冷剤で作るオリジナル芳香剤とは?

第1634回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
ケーキをテイクアウトしたり、クール便の荷物が届いたり、気が付くと冷凍庫が“アレ”に占領されている…。そう、“アレ”とは、「保冷剤」のこと。お弁当の防腐剤代わりやちょっとしたケガの手当てに使うこともあるけれど、保冷剤って何となく捨てられなくて、必要以上にたまってしまうんですよね…。そんな保冷剤は、ちょっとひと手間加えれば、便利アイテムに大変身するんです!

器に広げるだけで「消臭剤」に

毎日生活している家。少しでもいつもと違うニオイを感じると、なんだか気になりませんか? そんなときに役立つのが、保冷剤です。

なんでも、保冷剤の中身は、「高吸水性ポリマー」という成分で作られることが多いのだそう。高吸水性ポリマーは、その名の通り、水を吸収して固める性質を持つと言われていて、紙おむつや市販の消臭剤に使われているのだとか。そのため、解凍状態の保冷剤は、消臭効果が期待できるというワケ。

作り方(?)も簡単で、口が広めの器に保冷剤の中身を入れておくだけ。ビンなどに入れてもいいのですが、平たい器にすると表面積が大きくなるので、より消臭効果が期待できるそうです。

【リサイクル】保冷剤で作るオリジナル芳香剤とは?

芳香剤にもなる!

また、保冷剤は気になるニオイを吸収する「消臭剤」だけでなく、反対に素敵な香りを届けてくれる「芳香剤」にもおすすめ。

芳香剤の作り方も、とっても簡単。消臭剤と同じように器に解凍状態の保冷剤(の中身)を入れ、アロマオイルや香水など、お好みの香りを数滴落として混ぜるだけ。

目安として、保冷剤50gに対し、アロマオイル・香水を10滴。これで約2週間効果が持続するのだとか。

この芳香剤は、時間が経つにつれて保冷剤の水分が蒸発してしまい、香りが薄らいでしまうのですが、水を足してしばらくするとまた元のゲル状に戻るそうです。アロマオイルや香水も足せば、芳香剤が復活します。

絵具やビーズでアレンジ♪

消臭剤にも芳香剤にもなる保冷剤ですが、透明のままで使うのはなんだか味気ない気もしますよね。そんなときは、絵具やビーズ、ラメ、ビー玉、造花などで自分好みにアレンジするのも◎。香りも見た目も、すべてオリジナルの芳香剤になりますよ!

ずっと冷凍庫に入れっぱなしになっている保冷剤。ちょっとひと工夫すれば、お部屋の雰囲気を変えることができ、冷凍庫のスペースにも余裕ができます。消臭剤も芳香剤も、簡単に作れるので、子どもと一緒にチャレンジしてみてくださいね。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)

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