【子どもの安全】子どものスマホ利用にルールは決める?

第1654回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
今や小学生でもスマートフォン(以下、スマホ)やタブレットを自由自在に操る時代。はじめはママやパパのスマホで満足していても、大きくなるにつれて「自分だけのスマホ」が欲しくなる。その気持ちはわからなくもないし、たとえば習い事に通っている子どもなら“いざという時”に役立つため、「買ってあげてもいいかなぁ」と思うものの、“スマホ依存”やネットトラブルは心配ですよね。そんなとき、“条件付き”でスマホを買い与えるママやパパが多いと思いますが、いったいどんなルールを設けているのでしょう?

【子どもの安全】子どものスマホ利用にルールは決める?

約7割の親がルールを決めている!

今回参考にするのは、NTTドコモが運営する特別サイト『親のための 子どもスマホ“必修”講座』が行った、「スマホと子どもに関する調査(対象:小、中、高校生のお子さんがいる30~50代の男女1000人)」です。

Q.お子さまにスマホを持たせるにあたってどのようなルールを作っていますか(N=729、TOP10まで)
1位:勉強中、食事中の使用禁止…48.7%
2位:使用可能なアプリの制限…44.6%
3位:使用時間の制限…42.4%
4位:学校への持ち込み禁止…36.8%
5位:個人情報の提供禁止…30.0%
6位:親にはいつでも中身をみせる…24.3%
7位:保管場所の指定…17.8%
8位:自分の部屋への持ち込み禁止…15.4%
9位:パスワードの共有…13.7%
10位:スマホを介したやり取りは、親とも面識のある人に限る…10.3%

もっとも多かったのは、「勉強中、食事中の使用禁止」。スマホは、一度見てしまうとなかなか終わりが見えないもの。スマホのせいで勉強がはかどらないとなると、学生としては本末転倒ですもんね。食事についても、スマホに夢中で食事がいつまでも終わらなかったり、家族の会話が減ってしまったりなどが考えられるため、使用を禁止する家庭は多い?

また、「使用可能なアプリの制限」も多いよう。スマホゲームには課金をすればするほど有利になるものがあったり、SNSでは個人情報の流出や犯罪・トラブルに巻き込まれる事件が多発していたりするため、あらかじめその芽を摘んでおくというのは賢明かもしれません。

ルール決めは子どもと一緒に!

少々厳しいような気もしますが、同調査では、こういったルールは親が決めて押し付けるのではなく、きちんと子どもと話し合って決めるママやパパが多いこともわかっています。

たとえば、「個人情報の提供禁止」は77.2%、「勉強中、食事中の使用禁止」は75.2%、「スマホを介したやり取りは、親とも面識のある人に限る」は72.0%といったように、どの項目も約7割は子どもと相談して決めているのだとか。

たしかに、「ああしなさい、こうしなさい」と言われるよりは、自分が納得したルールのほうが、効果はありそうですよね。

多くの場合、月々の料金は親が支払っているだろうし、何といってもまだ子ども。サイバー犯罪や子どもが巻き込まれる事件が後を絶たない昨今。安心して利用するためにも、多少の制限・ルールは必要なのかもしれませんね。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)

出典:親のための 子どもスマホ“必修”講座

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。