家事分担をしているほど夫婦円満!? 他国と日本の家事・夫婦事情

第1657回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
働き方改革や女性の社会進出が注目を集める昨今。パパがもっと早く帰宅して、家事や育児に協力できたり、ママが仕事をしやすい環境を整えたりなど、パパ・ママと社会の関わり方が重要視されています。

企業がどのような制度を設けているのかも気になるポイントですが、他にももっと身近なところでは、家庭の家事の分担も気になる存在。最近の調査では、家事を分担している夫婦ほど、パートナーのことを「好き」だと感じていることもわかっているんです。

家事分担をしているほど夫婦円満!? 他国と日本の家事・夫婦事情

日本、韓国、アメリカ、ドイツ、デンマークで調査

その調査とは、リンナイ株式会社が2018年2月8日に発表した『【熱と暮らし通信】世界5カ国の「共働き」に関する意識調査』です。同調査は、日本、韓国、アメリカ、ドイツ、デンマークの共働き夫婦の既婚者の男女500名を対象に実施したもの。そのなかで、家事分担をしている人としていない人それぞれに、「あなたは、配偶者(パートナー)のことが好きですか?」と質問しており、結果は以下の通りに。

【家事分担別 配偶者が好き集計】(左:分担している、右:分担していない)

・日本…67.9% 40.9%
・韓国…72.4% 30.8%
・アメリカ…95.7% 71.4%
・ドイツ…85.7% 82.6%
・デンマーク…97.6% 81.3%

結果を見ると、家事分担をしている人ほど、パートナーのことを「好き」だと感じていることがわかります。ということは、夫婦円満のためには、家事分担が有効である可能性があります。しかし、同調査では、ちょっと残念な結果もでているんです…。

家事分担の割合 5カ国中、最下位は日本

パートナーのことを「好き」と思えるためには、家事分担が重要そうですが、実際に家事分担をしている夫婦は、日本が最下位という状況です。

Q.あなたは、配偶者(パートナー)と家事を分担していますか?

・アメリカ…93.0%
・韓国…87.0%
・デンマーク…84.0%
・ドイツ…77.0%
・日本…56.0&

もっとも家事分担をしているのは、アメリカで93.0%。一方で最下位の日本は56.0%と、大きな差が生まれています。

そんなアメリカと日本の家事効率化を比べると、アメリカでは75.0%の人が「機能性の高い家電を使っている」のに対し、日本では38.0%と少なめ…。

ロボット掃除機や食洗器、乾燥機付き洗濯機など、現在は家事負担を軽減できる家電製品が販売されていますよね。家事分担をして、夫婦円満度を高めるためには、これらを上手に使ってみるのもひとつの方法なのかもしれません。
(文・山手チカコ/考務店)

出典:リンナイ株式会社

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