「かわいそう、心配」がダントツ
株式会社インタースペースが運営する『ママスタジアム』が、「ママリサ~いまどきママリサーチ~」の第21弾として昨年11月に行った、「『家族の病気』についての実態調査(対象:子育て中の女性549名)」を見ると、子どもが病気になったときのママの気持ちが見えてきます。
Q.子どもが風邪や感染症になった時のママの気持ち(TOP10まで)
1位:かわいそう、心配…65.0%
2位:できれば代わってあげたい…45.9%
3位:他の家族にうつさないで欲しい…29.5%
4位:早く治るように、消化の良い食事を作ってあげたい…27.9%
5位:いつもより優しくしてあげたい…23.3%
6位:病気になるのは仕方ない…20.2%
7位:仕事休めない、どうしよう…19.5%
8位:体調管理ができなかった自分(ママ)にも責任がある…17.3%
9位:自分にうつさないで欲しい…14.6%
10位:つきっきりで看病してあげたい…12.9%
1位は、65%の支持を得た「かわいそう、心配」の項目。2位には「できれば代わってあげたい」が続き、こちらも比較的高ポイントでした。
もう少し優しくしてあげて…
同調査では「子どもが病気のとき」だけでなく、「パパが病気のとき」についても結果が出ています。その結果を見ると、うっすらと感じる家族間格差が…。
Q.パパが風邪や感染症になった時のママの気持ち(TOP10まで)
1位:他の家族にうつさないで欲しい…85.6%
2位:自分にうつさないで欲しい…49.0%
3位:パパ自身で、体調管理を徹底してほしい…43.0%
4位:早く治るように、消化の良い食事を作ってあげたい…27.5%
5位:かわいそう、心配…27.1%
6位:看病で自分の負担が増えるのが嫌だ…13.5%
7位:いつもより優しくしてあげたい…13.3%
8位:病気になるのは仕方ない…11.8%
9位:仕事休めない、どうしよう…2.6%
10位:できれば代わってあげたい…1.6%
サラッと流し見しただけでも、相手が子どものときとの差は歴然…。たとえば、「かわいそう、心配」は子どもが65%だったのに対し、パパの場合は27.1%。「できれば代わってあげたい」でも、子どもは45.9%でしたが、パパはわずか1.6%…。パパのほうで1位だった「他の家族にうつさないで欲しい」なんて、56ポイントも差がついているんです…!
また、子どものほうにはなかった「看病で自分の負担が増えるのが嫌だ」の項目がランクインしているなども、家族間での格差を感じてしまう一因かもしれませんね。
たしかに、パパのほうが自分で出来ることが多いから、ママがそこまで面倒見なくても良いとも言えそうですが、あまりにも子どもとの格差がありすぎるような…。今までよりも、もうちょっとだけ優しくしてあげれば、パパの病気の治りが早まるかもしれませんよ。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
出典:PRTIMES「株式会社インタースペース」