焼くとかたくなる…干物をおいしく焼くためのコツは?

第1694回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
手軽においしく魚が食べられる干物。でも焼くだけなのに、なぜか家だと居酒屋などで食べるものとは違い、かたかったり焦げてしまったりと、全然違う出来上がりに…。そこで、家庭でも干物をおいしく焼くためのコツを紹介します。

グリルで焼くコツ

家で干物を焼く場合、多くの人が使っていると思われる、コンロについている魚焼きグリル。一手間くわえるだけで、干物の仕上がりが断然かわってくるんです。

まず最も大事なのが、しっかり予熱をすること。グリルが温まっていると、それだけで魚が焦げにくく、ふっくらとした仕上がりになります。そして焼くときは、魚の身の方を先に焼くこと。まず中火で身を焼き、焼き色がついたら皮の方を弱〜中火で焼きます。

魚の表面に日本酒を塗っておくと、風味がよくなり、さらにふっくらと焼き上がるそうです。

干物

焦げ付きやすいものはフライパンで

干物はフライパンでも焼くことができます。温めたフライパンにクッキングシートをのせて、皮を下にして干物をのせます。中火で皮に焦げ目がつき、身が白くなってきたら裏返します。身の方にも焼き色がついたら出来上がり。

グリルでは焦げてしまいやすいみりん干しも、フライパンなら失敗しづらいです。通常の干物と異なるのは火加減。みりん干しの場合は、焦げないよう弱火でじっくり火を通すのがコツです。

また、フライパンで焼いた場合、汚れ物も少なく片付けやすいのもメリットなので、忙しい朝などにもオススメです。

保存方法と解凍方法も大事

お土産などで大量に干物をもらった場合、保存方法は必ず冷凍保存で! 開きなどの場合は、解凍せずに凍ったまま弱火でじっくり焼いた方が、うまみ成分が逃げずおいしく焼けるそうです。

身の厚いものは、事前に冷蔵庫で3〜4時間かけて解凍しておくと、中までしっかり火が通るのだとか。

干物もちょっとしたコツで、お店のようなふっくらとした焼き上がりに。これまで失敗続きで敬遠していた人も、今夜はコツを踏まえておいしい干物にチャレンジしてみては?
(文・姉崎マリオ)

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。