ケチると大変?子連れ海外のホテル選び

ケチると大変?子連れ海外のホテル選び

第4回 子どもと一緒に海外旅行の注意点
狭くてもいいからとにかく安く泊まりたい、あちこち出かける拠点にするから交通の便を重視、安心したいから日本語が通じるところがいいなど、旅行先で泊まるホテルに求めるものは、人によって異なります。

では、子連れで海外旅行に行くときは、どんなホテルを選べばいいのでしょうか?『子どもといっしょに海外旅行だいじょうぶBOOK』(メディアファクトリー)の著者、笠井貞子さんに伺いました。

●せっかくならキッズプログラムも視野に

「子連れの旅は、どうしてもホテル内や部屋で過ごす時間が長くなるので、料金の安さだけで選ぶと、旅の楽しさが半減してしまうかもしれません。立地の良さや窓からの景観、ホテル内施設の充実度、24時間ルームサービスの有無や日本語スタッフの有無なども検討要素に加えましょう。子どものためにちょっとした食事を用意したい、次々増える汚れ物を洗濯したいという家族には、キッチンやランドリー設備が整ったコンドミニアム滞在もいいですね」(笠井さん 以下同)

家族連れに人気のハワイには、宿泊客向けにキッズプログラムを開催しているホテルもあるのだそう。

「これは、子どもを預かり、ハワイの文化や様々なアクティビティを体験させてくれる有料のプログラムで、デラックスクラスのホテルに多いサービスです。キッズプログラムを利用すれば、両親だけで束の間の大人の時間を過ごすことができます。ちなみに、アメリカでは12歳以下の子どもを一人残して離れることは、法律で禁止されています。子どもが寝ているからといって部屋に置いたまま、両親だけで出かけたりしないでくださいね」

●ベビーベッドは多くのホテルで無料!

「子どもとの添い寝を考えているなら、ダブルルームを選びましょう。同じ料金のスタンダードルームでも、部屋によってベッドの仕様が異なるホテルもあるので、きちんとリクエストしておくと安心です」

また、ホテルによってはベビーベッドやエキストラベッドの用意がある場所も。ベビーベッドは、多くのホテルが無料だとか。エキストラベッドは有料で、部屋の広さによっては入れることができない場合も多いので、こちらも事前確認が必要だ。

子どもと一緒に海外旅行、ホテル選び

事前の下調べやホテルへのリクエストで、滞在の快適度はかなりアップしそうです。自分たちにぴったりのホテルを選んで、楽しい時間を過ごしましょう。
(やまもとさくら+クレッシェント)

お話をお聞きした人

笠井貞子
株式会社リクルートに勤務後、渡豪。帰国後は、フリーランスで海外旅行情報誌や機内誌、ビジネス誌の海外取材記事、新聞のコラム連載、航空会社の広告制作などに携わる。
株式会社リクルートに勤務後、渡豪。帰国後は、フリーランスで海外旅行情報誌や機内誌、ビジネス誌の海外取材記事、新聞のコラム連載、航空会社の広告制作などに携わる。