古くから伝わる暮らしの道具「竹の弁当箱」の魅力と使い方

古くから伝わる暮らしの道具「竹の弁当箱」の魅力と使い方

機能性はもちろん、写真映えするデザインでインスタグラムなどでもよく見かける「竹の弁当箱」。取り扱いなど、ちょっとハードルが高く感じるかもしれませんが、その魅力を知れば使ってみたくなること間違いなしですよ。今回は、「竹の弁当箱」の使い方や魅力についてご紹介します。

自分のために、家族のために、おいしさを詰めて運ぶお弁当箱。

木、プラスチック、ステンレスと色々な素材がありますが、暮らし上手さんたちに愛用者が多いのが「竹かご」でできたもの。

詰めるだけで絵になるおしゃれな見た目はもちろんのこと、軽くて丈夫、通気性・抗菌性に優れているので、しっかりと管理すれば衛生的に長く愛用することができます。

そんな古くから伝わる暮らしの道具は、使えば使うほど愛着も出る一生もののアイテムです。

■古くは子どものお弁当箱として

今回ご紹介するのは、鹿児島の真竹で作られたお弁当箱。九州地方では昔、このタイプの小さいかごが子どもたちのお弁当箱だったそう。

今と違って保冷するアイテムもなかった時代。軽くて丈夫、通気性もあって抗菌性に優れている竹は、お弁当箱にぴったりの素材だったんですね。

先人たちの知恵が詰まった「竹の弁当箱」。今や生産する職人が大変少なく貴重な品に。

丁寧に手作りされている品なので、お値段は少し張りますが、上手に使えば飴色に変色していく様も楽しめ、それこそ一生もののアイテムです。

■少しの工夫で、長く使えるお弁当箱

通気性があって、蒸れにくいところが特徴の「竹の弁当箱」ですが、水分のあるおかずには向いていません。

おかずを詰める前に、クッキングシートやワックスペーパーを敷けば安心。
底の大きさにあわせてワックスペーパーを折っておけば、きっちりと敷くことができますよ。

水分のあるおかずを入れる場合は小さな器を利用しましょう。今は100均でもさまざまな容器が売られているので、いくつか揃えておくのもいいですね。

汁漏れの心配もなく、食べやすさも見た目もぐっとよくなります。

おかずを詰める時は、バランスを意識しながら詰めていきましょう。蓋にも高さがあるので、具をのせたおにぎりも楽々入ります。詰めるだけで思わず写真に撮りたくなるような、和のお弁当が完成です。

▼ご紹介したアイテム
白竹 竹の弁当箱 小

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