無印良品の「ごはんにかける」シリーズで一番おいしかったのは…

無印良品の「ごはんにかける」シリーズで一番おいしかったのは…

第12回 日常消費財の徹底比較 いいモノ買い隊
ママたちの間でジワリブームが続いている、無印良品の人気食品をご存知? それが、ごはんにかけるシリーズ。その名の通り、温めてごはんにかけるだけと調理も簡単。しかもバリエーションが豊富だから、あれこれ試したくなっちゃうんです。

とはいえ、あれこれ購入して比較検討するのは、非経済的ですよね…。そこで、今回ママテナ編集部は「ごはんにかける」シリーズを購入&実食! どれがおいしいのか、食べ比べてみました。無印良品のごはかけシリーズファン必見!

●今回の比較検討した商品はコチラ

無印良品は「ごはんにかける」シリーズから11商品をエントリー!(※価格は税込)

(1)ハワイ風ロコモコ(380円)
…ハワイのロコモコをお手本にした商品。柔らかハンバーグに野菜の旨みがつまったグレービーソースの相性が抜群。

(2)胡麻味噌タンタンスープ(290円)
…白胡麻のコクと豆板醤の辛味を活かしたスープのなかには、刻んだタケノコとひき肉がたくさん。

(3)メキシコ風チリコンカン(280円)
…ひよこ豆とキドニービーンズが楽しい食感。トマトベースのピリッと辛目の味付け。

(4)黒豚と大麦黒酢の酸辣湯(290円)
…酸辣湯を参考に作られた商品。黒豚やタケノコ、黒きくらげなどの具材を黒酢でまろやかに仕上げた一品。

(5)気仙沼産 ふかひれのスープ(490円)
…ネギ油やごま油などの香味油の風味を生かしたスープで、ふかひれを煮込んだとろみ系スープ。

(6)タコライス(290円)
…牛ひき肉と玉ねぎの旨味を凝縮し、そこにチーズもIN。一袋でタコライスそのままを再現。

(7)ユッケジャン(250円)
…煮出した牛骨からとったスープは風味も抜群。ぜんまいや豆もやしなどの具材も豊富。

(8)ルーロー飯(350円)
…台湾の人気屋台料理。八角や山椒などの香辛料を利かせた甘辛いタレで豚バラ肉を煮込み柔らかく仕上げた一品。

(9)ビーフハヤシ(290円)
…炒めた玉ねぎの甘さと牛肉の旨味を十分に入れ込み、味わい深い仕上がり。洋食の王道を再現。

(10)ジャージャー飯(290円)
…韓国のジャージャー麺の餡がベース。ダイスカットされた豚肉や野菜が甜麺醤で甘辛い仕上りに。

(11)牛すじとこんにゃくのぼっかけ(350円)
…ぼっかけとは、神戸下町の家庭料理で、牛すじとこんにゃくを甘辛く煮込んだもの。

無印良品の「ごはんにかける」シリーズ1位は…

さっそく、ご飯を準備。かけられ待ちの体制で、すべてを実食! その後、編集部で人気投票をしました。以下はその投票結果ベスト5と、味のレポート!

第5位 「ビーフハヤシ」

…やっぱりハヤシライスはみんな大好きな安定感のある味。しっかりとしたコクを感じて、大人も大満足な味でした。ただ、少々甘めなのと、いささかなかの肉は薄めでちょっぴり寂しい印象。ごほうびになるような非日常感は薄かった。

第4位 「牛すじとこんにゃくのぼっかけ」

…しょう油ベースの甘辛さは日本人の舌に合うのか、違和感なく「おいしい」と感じた一品。ただ、ちょっぴり味は濃いめな印象。パッケージほどボリューム感もなかったのが残念。

第3位 「ユッケジャン」

…全体的に茶色い、かつ、肉肉しいなかにおいて、唯一これ単体で色味のバランスと食材のバランスがとれていたことが好印象。ただ、ちょっぴり本格的で辛いので、辛いものが苦手な人は避けた方が良いかも。

第2位 「気仙沼産 ふかひれのスープ」

…残念ながら高級食材のふかひれはちょっとしか入っていないけど、それでも十分。このラインナップのなかで唯一味付けが濃すぎず、さらりといただける優しい味わい。食欲がない日や、二日酔いのパパにもオススメできそう。

そして、栄えある第1位は同点で2商品!

第1位 「メキシコチリコンカン」 「ルーロー飯」

…1位の両者に共通するのは、贅沢なボリューム感。メキシコチリコンカンは豆の食感をきちんと感じることができ、食べ応え抜群。ルーロー飯は本場のルーロー飯のような肉のボリューム感はないものの、それでもゴロゴロと具材が入っており、肉と野菜のバランスも抜群。

「ごはんにかける」シリーズはそれ単体だとちょっと寂しい…

ごはんにかけるだけというからには、温めてかけるだけの手間を考えてしまうのがママ思考。しかし、こうして各種食べてみると、全体的には、やっぱりかけるだけだと、見た目の色どりや食材のバランスは悪いように感じました。

そのなかで、1位の2商品は、単体としても見た目・食材・ボリュームのバランスが程よく、本当にオススメ!

今回試したなかでは、ハワイ風ロコモコはやっぱり、ロコモコという限りは目玉焼きが欲しくなるし、タコライスにはレタスが、ジャージャー飯にはきゅうりがないと味が濃くなって、しまらない印象。商品を開けてかけただけで、高い満足度を得られたか、そこが勝負の分かれ目となったようです。

目玉焼きを作ったり、レタスを刻んだり、忙しいお母さんにとっては、その手間も惜しみたいですよね。1パッケージで完結する「ごはんにかける」シリーズが今後も増えていくのか、引き続きそのラインナップから目が離せません!
(文・団子坂ゆみ/考務店)