サブカルチャーの宝庫! 下北沢で趣味を見つける3,000円旅
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

サブカルチャーの宝庫! 下北沢で趣味を見つける3,000円旅

第11回 おひとりさま週末3000円旅
あなたは何にハマる?
休日は基本的に寝て過ごす筆者。なぜならば、趣味がないから! もったいないとは思いつつも、することがないんです。そこで、趣味のひとつでも持とうと訪れたのが、東京都世田谷区にある下北沢。何を隠そう下北沢はサブカルチャーの聖地なんです。3,000円で色々体験して、趣味を探すぞ!

■下北沢に到着!

下北沢は新宿からは小田急線、渋谷からは京王井の頭線で行ける街。大小さまざまな劇場が10以上、またライブハウスもたくさんあるため、サブカルチャーの街と言われています。古書店やレコード店、古着店も豊富です。

■まず訪れたのは、映画館

最初に伺ったのは映画館「下北沢トリウッド」。日本の若手監督の作品や海外アニメーションなど、長編だけでなく短編も上映しています。
47席のミニシアターで、スクリーンは1つ。作品によって異なりますが、料金はだいたい1,300円〜1,600円のよう。

筆者が訪れた時間に上映していた映画は『こんぷれっくす×コンプレックス』という短編のアニメ。2017年2月に下北沢トリウッドでロードショー公開された作品で、今回「毎日映画コンクール・アニメーション映画賞」受賞を記念して凱旋上映していました。
(C) PANPOKOPINA
大人に憧れる中学生のゆいのこんぷれっくすは、男子のわき毛に興味津々なこと。そんなゆいが目を追ってしまう、わき毛の濃いクラスメイト・マサトは、わき毛がコンプレックス。ゆいのこんぷれっくすとマサトのコンプレックスが出会った時、何かが起こる……、というストーリー。

思わず、クスっと笑ってしまうシーンも多くて面白かった! でも、悩んでいるゆいの姿には胸がキュッとしました。

当日は、舞台挨拶もやっていて、監督のふくだみゆきさんをはじめ、ゆい役の林奏絵さん、マサト役の上妻成吾さんたちが登壇。映画作成時の裏話なども聞けてラッキー。

■下北沢トリウッド
住所  :東京都世田谷区代沢5-32-5-2F
電話  :03-3414-0433
定休日 :火曜日

■シモキタといったらやっぱり古着

下北沢といえば、サブカルの他に古着店が多いことでも有名ですよね。ひと口に古着といっても、下北沢には個性の違うお店が揃っています。
今回訪れたのは、アメリカやヨーロッパで仕入れた古着を取り扱っている「meadow by FLAMINGO 下北沢店」。
ナチュラルカラーをメインにした品揃えで、アラサー女子のカジュアルスタイルに取り入れやすそうなアイテムがあります。素材や品質にこだわっているので、古着といっても物が良いのも嬉しい!
アクセサリーやピンバッジなどの小物も。筆者はリュックやトートのアクセントにぴったりな、缶バッジを買うことにしました。
筆者が選んだのはこちら! 864円でした。

■meadow by FLAMINGO 下北沢店
住所  :東京都世田谷区北沢2-26-14
電話  :03-5452-4522
営業時間:【平日】12:00〜21:00
【土・日・祝】11:00〜21:00
定休日 :無休

■ランチはレコードを聴きながらカレーをいただく

カレー激戦区でもある下北沢。もちろん、ランチはカレーということで訪れたのは路地裏にある人気店「茄子おやじ」。
カウンター席があるからおひとり様でも行きやすいのが特徴。また、カフェのような雰囲気なので、女子でも安心です。
“カレーと珈琲と音楽”がコンセプト。レコードを聴くことができます。ちなみにこの日は、はっぴいえんどの『風街ろまん』がかかっていました。
カレーは、「ちきん」「びーふ」「やさい」「きのこ」「スペシャル」の4種。筆者は、「ちきん」(950円)をチョイスしました。

トロトロのルーは、野菜の旨みが溶け込んでおり、甘みとスパイスのバランスが絶妙。ゴロゴロのチキンは食べ応えがありますが、柔らかく煮込まれています。
ちなみに「スペシャル」(1,200円)は、野菜、チキン、ビーフなどが入った、いわゆる全部のせ。こちらも人気です。

■茄子おやじ
住所  :東京都世田谷区代沢5-36-8 アルファビル1F
電話  :03-3411-7035
営業時間:12:00〜22:00
定休日 :不定休

■お芝居を観たことがない、けど気になる!

大小10以上の劇場がある下北沢。演劇を観てみたい気持ちもありますが、なんの予備知識もないのに行くのは不安です。そこでリサーチしてみると、下北沢に演劇グッズの販売を行っているお店があることが判明。観劇初心者にもアドバイスをくれそう……。さっそく行ってみました。
そのお店がこちら「観劇三昧 下北沢店」です。演劇のDVDや台本のほかに、各劇団のTシャツなどのグッズが並んでいます。ほぼ毎月、演劇のDVDの上映会や販売会などのイベントをやっているそう。上映会なら観劇ビギナーでも行きやすいですよね。
店内のモニターでは、1日1作品のDVDをずっと上映していて、もちろん無料で観られます。ちなみにスマホやパソコンなどで演劇映像がみられるアプリ「観劇三昧」のリリースをしているそう。定額制の動画配信サービスですが、無料で観られる作品もあるので、まずこちらで演劇に触れてみるのもいいかも!

ちなみにスタッフのみなさんは演劇に詳しいので、観劇初心者の相談にものってくれます。筆者も相談してみました。

「演劇を観る上でのルールや初心者への注意などはありますか?」(筆者)

「堅苦しいルールはありません。初めての方だったら、大きい団体やキャリアの長い団体が公演することが多い『本多劇場』でやっている作品がおすすめです」(スタッフさん)

「これから公演される作品のおすすめを教えてください!」(筆者)

「4月1日(日)まで本多劇場でやっている、『さらば!あぶない刑事にヨロシク』は間違いなく面白い作品。荒川良々さんなどのテレビでも活躍する方達が出ていますよ。また、3月23日(金)〜26日(月)までの4日間、OFF・OFFシアターでやる『高校生劇団 卒業公演。「病気だからね。」』は、『冗談だからね。』という高校生劇団がやっています」

チケットは大体3,000円〜で、演劇は木曜日から日曜日にかけて公演されることが多いそう。当日チケットもあるから、何も用事のない週末にふらっと行ってみるのも良いかも。

■観劇三昧 下北沢店
住所  :東京都世田谷区北沢2-9-2 ZIP155ビル2F
電話  :03-5738-8539
営業時間:11:00〜20:00
定休日 :水曜日

■結局、趣味はみつかったのか……?

286円を残して今回の旅は終了。短編映画に音楽、古着、演劇とさまざまなカルチャーに触れた今回の3,000円旅。もっとたくさんの映画を観てみたくなったし、演劇デビューもしてみたい。どれかひとつは選べないけど、今まで触れたことのないものに触れられて、興味の幅が広がりました! ハマれる趣味を見つけたいなら、一度下北沢に行ってみるといいかも。

(河島まりあ+どてらい堂)

※価格は全て税込みです。
※店舗・施設の情報は2018年3月現在のものです。お伺いの際には、直接お問い合わせをお願いいたします
河島まりあ
河島まりあ
雑誌やフリーペーパー、ムック、 書籍、ウェブなどで編集や執筆を行う、フリーランスの編集者・ライター。ビール、そば、硬いパン、オリーブ、アイスが好き。料理が嫌い。趣味なし、特技なしなのが悩み。
雑誌やフリーペーパー、ムック、 書籍、ウェブなどで編集や執筆を行う、フリーランスの編集者・ライター。ビール、そば、硬いパン、オリーブ、アイスが好き。料理が嫌い。趣味なし、特技なしなのが悩み。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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