梅雨到来の前に、雨を弾かなくなった傘をお手入れしよう!
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梅雨到来の前に、雨を弾かなくなった傘をお手入れしよう!

傘のケアしたことある?
南から徐々に梅雨入りし始めてきて、関東地方ももう梅雨が目の前。傘の出番がやってきますが、皆さん、傘のケアってしたことありますか? 実は傘は、使っているうちに汚れがついたり、撥水力が落ちたりしてしまうそう。そのため、衣服や靴と同じで、きちんとお手入れしたほうが良いんだとか!

ドヤ顔で語ってしまいましたが、傘のケア方法を知らない筆者。傘製造業者による団体・日本洋傘振興協議会 事務局の田中正浩さんにお話を伺いました。

■傘のスペシャリストに聞いたケア方法

──傘の汚れは、どうやって落としたら良いでしょうか?

「ぬるま湯で中性洗剤を薄め、それを含ませたスポンジで優しくなでるように汚れを落とします。洗剤が残らないよう洗い流し、陰干ししましょう。日傘など、生地によって洗えないものもあるので、メーカーに確認すると安心です」(田中さん)
──雨をあまり弾かなくなった時の対策はありますか?

「ドライヤーなどを使い温風を当てることで撥水機能が復活し、効果がよみがえります。ただ、長時間高温で熱を当て続けると生地を傷める可能性もあるので、注意してください。また、防水スプレーを使うのも良いですよ」
──傘を使うたびに、ケアはやった方が良いのでしょうか?

「あまりこまめにやらなくても大丈夫です。ただ、傘を使った後は『必ず乾かしてからしまう』ことが大切です。『スペースがない』という方も多いと思いますが、乾かすのに意外と時間はかからないんですよ。玄関やお風呂場などの、空いているスペースに広げて乾燥しましょう。もし可能なら、傘を数本所有し、靴と同じようにローテーションして使うと、より良いと思います」

──傘を複数持つことは考えたことがなかった! 服装に合わせてコーディネートしても楽しいし、より愛着がわきそう。傘を長く使っていくために必要なことってありますか?

「やはり一番大切なのは『使用後は乾かしてしまう』ということです。また、壊さないように傘に負担がかかるような使い方は避けると良いでしょう。たとえば、「強風時には使わない」「強く振ったり、回したりしない」「生地を強くこすらない」などです」
──折りたたみ傘は、ケアに違いはありますか?

「折りたたみでも方法は一緒です。傘袋に入れっぱなしにしがちですが、忘れずに乾かしてください」

──最後に、傘選びのコツを教えてください!

「『濡れにくいよう、大きめの傘』を探す人も多いですが、ご自身の体格とのバランスを考えると良いです。大きい傘は広げた時の面積が大きく、その分風を受けてしまいます。また、畳んで持ち歩く時の負担を考慮することも大切。長傘を持って階段の昇り降りをするシーンなどをイメージし、階段に傘の先端がコツコツと当たってしまわないか、当たらないように腕を常に曲げる必要がないかなど、ご自身の体の動きとのバランスなども想像してみましょう。買う時には、傘をさした姿を鏡でチェックしたり、畳んで持ち歩く動きをしたり……。五感を使って選んでください。そうやって選んだ傘は使うのが楽しみになり、なくしにくいものですよ」

お気に入りの傘さえあれば、憂鬱な雨の日もポジティブに過ごせそう!
本格的な梅雨に突入する前に、自分の傘をケアして備える。そうすれば、ジメジメした梅雨でも晴れやかな気分で過ごせそうですね。

(河島まりあ+どてらい堂)
河島まりあ
河島まりあ
雑誌やフリーペーパー、ムック、 書籍、ウェブなどで編集や執筆を行う、フリーランスの編集者・ライター。ビール、そば、硬いパン、オリーブ、アイスが好き。料理が嫌い。趣味なし、特技なしなのが悩み。
雑誌やフリーペーパー、ムック、 書籍、ウェブなどで編集や執筆を行う、フリーランスの編集者・ライター。ビール、そば、硬いパン、オリーブ、アイスが好き。料理が嫌い。趣味なし、特技なしなのが悩み。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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