「家族」ってどんな存在? 自由奔放な家庭で育った私が実家を出て気付いたこと
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「家族」ってどんな存在? 自由奔放な家庭で育った私が実家を出て気付いたこと

第19回 キシダチカのアコガレーヌライフ
【キシダチカのアコガレーヌライフvol.19】
みなさんの家族はどんな人たちですか?

仲が良かったり疎遠だったり、いろいろな形があると思います。

■自由奔放! ゆかいなキシダ家

私の家族は好奇心旺盛でマイペースな父、行動派&楽観的でスーパーポジティブな母、ハッピー&ネガティブでオタクの私、慎重派&常識人でオタクの弟、スーパーマイペースなオタクの妹、仲の悪いネコ2匹という家族構成です。

我が家の教育方針は「生きていればそれでいい。何かあったら自己責任」というざっくりしたもの。門限もなかったので逆に門限を破る背徳感というものがなく、思春期真っ盛りになると元ヤンの母から「グレるなら私を超えろ」と常日ごろ言われ続け、そんな勇気もない私たちは誰もグレることができず反抗期は静かに終わりました。

物事の良し悪しや食事のマナーなどは教えてくれるものの、基本的に好きなものを否定されたことはありませんでした(「親だけは否定したらアカン」というポリシーらしい)。
親も自分の好き嫌いを貫く性格なので、幼少期にクラスメイトと母の日のカーネーションを買いに行こうとすれば「カーネーションの見た目が嫌いだから他のものがいい!」と言われ、みんながカーネーションをラッピングしてもらっているのに自分だけサボテンを買い、重いのを我慢して持ち帰った思い出があります。なぜサボテンを選んだ当事の自分……。

■家族と周囲の人々の考えの違い

やりたいことをやっていれば、大学を辞めても就職しなくても結婚しなくても「へ~」で終わる環境で育ったため、家の外で出会う人たちに「将来どうするの?」や「楽して生きてない?」など、説教されることもしばしば……。

大人になってからは家族というより友人に近い関係になり、母にいたっては「もうお母さんするの飽きた!」と宣言。下の名前で呼び、話し方もかなりくだけていることから、他人から「おかしい」と怒られることも……。どうして関係のない人に我が家の関係を一般的なものさしで測られないといけないのか、家族以外の人間関係が窮屈に思うことが増えました。

■胸を躍らせた一人暮らし でも実際は…

そんな私も18歳の時に2年間の一人暮らし生活に挑戦! 実家でも自分の部屋に篭るのが大好きだったこともあり、きっと楽しいんだろうなーと胸を躍らせていたのもつかの間……。頭でぐるぐる考えてしまいがちな私は日に日にネガティブな感情が大きくなり、ものすごく暗い性格になってしまったのです。トンチキハッピーキシダはどこへ!?

おそらく自分は日々外から持ち帰ってしまうモヤモヤを家族と話すことで消化し、みんなの持ち帰る楽しい話題で元気になっていたのだと思います。一人が好きなんだと思っていたけれど、家族がいてこそ一人の時間が楽しめていたことに気付かされました。
一人暮らしを経験してから実家に戻った私はというと、友だちからも「元気になったね」と言われるようになり毎日ハッピー! どんな薬よりも元気になれる家族ありがとう~~~! 長生きしてくれ!

しかし実家の居心地の良さを改めて知ってしまった私は、二度と一人暮らししたくないと思うようになり、自立心はゼロになったのでした。今後も家族と和気あいあいと暮らしていきます!

(キシダチカ+ノオト)
キシダチカ
キシダチカ
奈良より広い肩幅を持つ女。 憧れの精"アコガレーヌ"を中心にトンチキハッピーな作品を作ったり誰でもキラキラになる似顔絵を描いたりしてるよ!わりと似ている。 Twitter(@Ochika_15)を中心に漫画やイラストも投稿しているので覗いてみてね。
奈良より広い肩幅を持つ女。 憧れの精"アコガレーヌ"を中心にトンチキハッピーな作品を作ったり誰でもキラキラになる似顔絵を描いたりしてるよ!わりと似ている。 Twitter(@Ochika_15)を中心に漫画やイラストも投稿しているので覗いてみてね。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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