なんでもおいしくなる魔法の粉!?　ちょい足しブラックペッパーのススメ

癖になる味わいに！

2月19日放送の『マツコの知らない世界』（TBS系）で紹介されたコショウの活用方法が話題。大抵の食べ物がコショウをひと振りするだけでおいしくなる、ということなのですが、和食やスイーツには合わなそう……。しかし、未知なる味にチャレンジしたい！　ということで、挽きたての香りが良いブラックペッパーで筆者も試してみました。

■お茶漬け×ブラックペッパー

まず試してみたのは、番組内でもおすすめされていたお茶漬け。ご飯に市販のお茶漬けの素とお湯をかけて作ったお茶漬けに、ブラックペッパーを全体的に振りました。

塩気とピリリとした刺激がよく合う！　和の繊細な風味には刺激的過ぎるのではと予想していましたが、程よく味が締まり洗練された印象です。また、スパイシーな香りがアクセントになり、後味が爽やかになりました。

■納豆×ブラックペッパー

続いての食材は納豆。これも意外と合うらしい……。付属のタレは1/3〜1/2くらい、からしの代わりにブラックペッパーを入れて混ぜます。

納豆の香りでブラックペッパーの香りはあまりしません。食べてみると、ピリピリとした辛さを感じ、意外にも豆の味と相性抜群！　ブラックペッパーの味わいがあるので、タレは少なくても十分おいしくいただけました。

■焼き芋×ブラックペッパー

甘〜い焼き芋もコショウをかけるとおいしいそう。どんな味かまったくイメージがわきませんが、ひとさじ振りかけていただきます。

あれっ？　違和感がない！　ブラックペッパーの存在感がほとんどなく、辛さやスパイシーさは感じません。しかし、そのままの焼き芋と比べると香ばしさがあり、甘みも感じます。焼き芋の味はそのままに、よりおいしくなりました。

■ジャムトースト×ブラックペッパー

こちらも番組で紹介されていたアレンジ。イチゴジャムがおすすめとのことでしたが、お家にあった柑橘のジャムにかけてみました。

食べてみると、あまり辛さを感じません。甘みと酸味のバランスが良いジャムに、少し深みが加わったような気がします。また、余韻がより爽やかになりました。ブラックペッパーによって後味があっさりしたので、実はジャムが苦手な筆者でも食べやすいです。

■筆者もブラックペッパーアレンジに挑戦！

ここまでで紹介したアレンジは、番組で紹介されていたもの。どれも意外なおいしさで驚きました！　いろいろ試していたら、筆者の好奇心がくすぐられて別のアレンジにチャレンジしてみたい気持ちに……。おいしそうなスイーツ系のレシピを試してみました。

＼バナナ×ブラックペッパー／

フライパンにバターを溶かして焼いた輪切りのバナナに、塩を少々とブラックペッパーをたっぷり振りかけたアレンジ。焼くことでとろりとしたバナナに、ブラックペッパーの風味が合い美味！　焼いたこととブラックペッパーを振りかけたことによって甘さが引き立ちました。

＼バニラアイス×ブラックペッパー／

バニラアイスにオリーブオイルとブラックペッッパーをかけただけのこちらも、辛さは感じません。甘さが際立って感じられ、コク深くなりおいしいです。安売りのバニラアイスが、少しリッチな味わいになりました。

いかがでしたか？　6つのアレンジをした中で、筆者のおすすめは、焼きバナナ×ブラックペッパー。また、ちょい足しブラックペッパー初心者は、スパイシーさも感じられるお茶漬けと納豆から挑戦すると良いと思います。

単純に辛さがプラスされるだけでなく、香りや後味がよくなったり甘みを引き立てたり、料理の可能性を広げるブラックペッパー。まずは、いつもの料理や食材にちょい足しして、変化を楽しんでみては？

（河島まりあ＋アリシー編集部）

河島まりあ

雑誌やフリーペーパー、ムック、書籍、ウェブなどで編集や執筆を行う、フリーランスの編集者・ライター。ビール、そば、硬いパン、オリーブ、アイスが好き。料理が嫌い。趣味なし、特技なしなのが悩み。

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