実はその行為、危険かも!? あなたの肌を老化させる習慣
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実はその行為、危険かも!? あなたの肌を老化させる習慣

\朝フルーツに〇〇はNG/
20歳を過ぎたら肌細胞は老化する!? 良かれと思って行なっているケアや、スマホのブルーライトは肌の老化を招いている可能性があります…。

今回は気になる肌の老化について、皮膚科医の高瀬聡子先生に伺いました。

■老化を示す3つのサイン

──肌の老化の原因とその影響について教えてください。

「老化の原因の80%は紫外線、20%が自然老化です。紫外線は肌の奥深く真皮まで到達すると、コラーゲンや弾力線維のエラスチンなどが破壊され、シワやたるみを作る原因になります。

また肌のターンオーバーは20歳を過ぎた頃から遅くなり、日々受ける肌のダーメージの修復が間に合わなくなっていくんです。その結果、シミやたるみ、乾燥など老化の症状が表れてしまいます。他にも、たるみや傷が治りにくいなどの症状が表れることがありますね」

──老化の予兆となる症状はありますか?

「くすみや乾燥、たるみ、しわが挙げられます。肌の血流が悪くなり肌がくすみ、クマが目立ちやすくなったら老化の予兆です。

また化粧水をつけてもすぐ乾燥してしまう、Tゾーンのテカリは気になるけれど頬は乾燥する、ファンデーションの毛穴落ちが目立ってくるなどの症状が表れたら要注意ですね」

■パソコンやスマホの見過ぎが老化の原因に?

──スマホやパソコンと老化は関係がありますか?

「はい。ブルーライトは活性酸素を増加させ、肌の酸化を招きます。活性酸素が増加するとメラニンが増え、シミを作ったり、細胞を破壊されコラーゲンが生成されづらくなりハリが失われる原因に。

またブルーライトは太陽にも含まれていて、体内時計をコントロールしているので、スマホやパソコンからブルーライトを浴びると体内時計が正常に機能しなくなってしまいます。その結果、肌のターンオーバーが乱れる可能性があります。

またスマホを見る姿勢も、肌がたるむ原因になりますよ。うつむき姿勢にならないよう注意しましょう」

──ブルーライトを浴びない方法はありますか?

「ブルーライトをカットするアイテムがおすすめです。ブルーライトカットの画面保護シートがあるので、そういったグッズを使用してブルーライトを浴びないようにしましょう」

■実は老化を招いているNG行動とは?

──洗顔やマッサージが老化を引き起こす可能性はありますか?

「過剰なスキンケアは老化につながりますね。例えば、熱いお湯での洗顔、肌への摩擦が起こる洗顔は NGです。洗顔の刺激によって、肌は自らを守ろうとメラニンを生成します。洗顔料を十分に泡立て、泡で肌を撫でるように優しく洗うことを心がけてください。

また圧が強過ぎるマッサージも逆効果です。過剰なマッサージは真皮のコラーゲンやエラスチンを破壊し、シワやたるみを引き起こしてしまいます。マッサージはクリームやオイルを使って摩擦を防ぎ、程よい力加減で行ないましょう」

──食事などで肌に悪影響を与える例はありますか?

「夜遅い食事など、生活のリズムを崩す食事は睡眠にも影響を与えます。睡眠不足から肌のターンオーバーが乱れるので、規則正しい生活を心がけましょう。また菓子パンなどの食べ過ぎは血糖値を急激に上げ、肌の糖化に繋がります。糖化とはタンパク質や脂質が血液中にある糖と結びつき起こる現象で肌の老化を引き起こしてしまうものです」
── 朝のフルーツなど美肌に効果的ですか?

「フルーツは美容に効果的。肌の物質が酸素と結びついてシワやくすみとなることを酸化というのですが、フルーツには高い抗酸化作用があるため意識的に摂取しましょう。しかし摂取する時間帯によっては肌を老化させる原因となります。キウイフルーツや柑橘類に含まれているソラレンという物質は紫外線の吸収を促す性質があるため、外出前は避けましょう」

■老化対策は、外側と内側の両方から!

──老化対策として今すぐできることはありますか?

「保湿、紫外線対策を見直しましょう。20歳を過ぎると肌の皮脂分泌量が低下し、肌を守っている皮脂膜が薄くなります。化粧水だけでなく、乳液を使って肌を油分でカバーしましょう。

食事では、ビタミンEとCを積極的に摂取すると良いでしょう。ビタミンEはシミやシワの原因となる活性酸素を減らし、ビタミンCはメラニンの生成を抑える働きがあります。

ビタミンEとCは補完関係があるため、一緒に摂取すると効果的。ビタミンCは柑橘類に含まれています。ビタミンEはナッツで摂取するのがオススメですが、油分が多いため適度に食べましょう」

──老化を防止するエクササイズやマッサージはありますか?

「 顔の筋肉を意識して話しましょう。頬筋は笑顔を作ったときに盛り上がる筋肉なのですが、頬筋を持ち上げたまま話すことでリフトアップやたるみに効果的です」
肌のために良かれと思って行なっている行為でも、老化を招く原因になっているかもしれません。老化対策は今からでも間に合います。食事やスキンケア、紫外線対策をもう一度見直して美肌を目指しましょう。

(辻野祐馬+アリシー編集部)
辻野祐馬
辻野祐馬
雑誌編集者&WEBライター。ファッション、美容、恋愛などの執筆を中心に複数の女性メディアで活動。色彩検定、化粧品検定の1級を保有。カネボウメイクアップ養成講座でメイクを学ぶ。特技はパーソナルカラー分析。
雑誌編集者&WEBライター。ファッション、美容、恋愛などの執筆を中心に複数の女性メディアで活動。色彩検定、化粧品検定の1級を保有。カネボウメイクアップ養成講座でメイクを学ぶ。特技はパーソナルカラー分析。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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