あなたのまわりにもいない? 「しんどいオッサン」の特徴と対処法
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あなたのまわりにもいない? 「しんどいオッサン」の特徴と対処法

「謝罪のプロ」に聞く回避方法!
突然ですが、「しんどいオッサン」という言葉を聞いたことはないでしょうか? 気に入った特定の女性に対して、どうでもいい報告や執拗なデートの誘いなどの連絡を頻繁にしてくる中年男性のことを指します。

ブログやtwitterで拡散されたり、メディアでも取り上げられた言葉ですが、中でもライターの吉川ばんびさんがブログに書いた「しんどいオッサンあるある」は、スクショつきでリアルだと世の女性の反響を呼びました。
確かに筆者の周りでも、会社の上司など、10~20ほど年の離れた男性からしつこく言い寄られたという女性の声を聞くことは少なくないように感じます……。

そこで今回は、この「しんどいオッサン」の特徴と対処法について、「謝罪のプロ」と呼ばれ、書籍の執筆やTVの出演など多方面で活躍する増沢隆太さんにお話を伺ってきました!

■謝罪の専門家・増沢隆太さん

株式会社RMロンドンパートナーズ 代表取締役社長で人事コンサルタント。コミュニケーション、キャリアに関する講演やカウンセリングを大学や企業で行うかたわら、謝罪の専門家としてメディアに出演しています。著書は『謝罪の作法』(ディスカバー携書)、『戦略思考で鍛える「コミュ力」』(祥伝社新書)など。

■どんな人がターゲットになりやすい?

――「しんどいオッサン」に絡まれやすい女性とは、どんな女性なのでしょうか?

「ずばり、おとなしい子です。見た目が美人だとか、そういうことよりも『自分に反論しないだろう』という雰囲気の人がターゲットになりやすいでしょう。大抵の男性は、自分よりもずっと年下の若くてかわいい女性に対しては、実際に付き合うなど、深い仲になれるとは思っていませんし、そのような度胸もありません。だからこそ、ちょっかいをかけて“疑似交際”を楽しもうとした結果、『しんどいオッサン』のような行動に出てしまうのではないでしょうか」

■心を鬼にして、ずばり伝えよう

――では、自分は特に興味のない「しんどいオッサン」からアプローチを受けた場合、どのような断り方が有効でしょうか?

「『あなたはタイプではないので無理です』と伝えましょう。たとえば、『彼氏がいるので』と断っても、『じゃあ彼氏がいなかったらいいの?』というような余地を残してしまうので、おすすめできません。はっきりと、『あなたが無理』だということを伝えることが肝要です」

――なるほど! つい相手に気を遣ってなにかと理由をつけてしまいますが、それでは相手に「まだいけるかも?」と期待を与えてしまうことになってしまうのですね。

「面倒なら、嘘でもよいので『彼氏がいる』などと、日ごろからの仕込みをしておくことも有効ですよ。もしくは、いっそ『婚約者』と言ってしまうとより効果的ですね。婚姻関係にある“夫”がいるという嘘は抵抗があると思いますが、“彼氏”と“婚約者”はどちらも口約束の関係なので、同じ嘘なら”婚約者”の方が重く受けとめてもらえますよ」

■延々と続く「オレの話」はどう聞いたらいい!

――女子の間で「オッサン」のあるあるとしてあげられるのが、「オレの話を聞いてくれ!」という雰囲気。特に、終わらない自慢話の対処法についても知りたいところです。

「これは相手との関係性にもよりますね。どうでもいい人なら無視でいいと思いますが、会社の上司など、利害関係がある人だと厄介です。仕事上、どうしても無下に扱えない人であれば、話を聞きつつも、できる限りリアクションを少なくすることがポイントです」

――とはいえ、人の話を聞いていると、ついついリアクションは出てしまうもの……。これには、すこし練習や心構えが必要そうですね。

「完全にリアクションをしないというのは難しいですよね。そこで、軽く頷く程度の動きにとどめて、『はい』や『へえ』、『なるほど』など言葉を発しないようにしてみましょう。人間は、相手の反応が薄いと話す気力がなくなっていくもの。こちらのリアクションを減らして、相手の方から離れていくのを待つのがベストです」

――確かに、相手の方から引いていくのであれば、角が立ちにくそうですね。

「たとえば、会社の上司から執拗にデートに誘われたり、セクハラともとれるような発言があったりした場合、それはもうれっきとしたハラスメントになります。その場合は、会社や業界の風土に関わらず、勇気をもって声をあげることが必要ですね」

■おわりに

増沢さんのお話は、「しんどいオッサン」だけでなく、日常のあらゆる人との関わりの中でも、役に立ちそうな内容でした。優柔不断な優しさは、相手に隙を見せてしまい、さらに嫌な思いをする原因に。「嫌なものは嫌」と伝える勇気も、円滑な人間関係を築いていくには必要なことですね。

また、みんながみんな「しんどいオッサン」というわけでもなく、お互いの信頼関係によって良し悪しが分かれる話でもあります。こういったところでいらぬ波風が立たないよう、普段から自分の立ち位置を明確にして、相手を見る目を養うことも重要であると言えるでしょう。

(まにゃむ+どてらい堂)
まにゃむ
まにゃむ
ライターでバリスタでパティシエです。基本的に食べ物を作ること・食べることが好き。お店チェックも好き。スイーツ系からコーヒー、居酒屋までなんでもこい。趣味はストリートダンス。食べたカロリーはダンスで消費します。
ライターでバリスタでパティシエです。基本的に食べ物を作ること・食べることが好き。お店チェックも好き。スイーツ系からコーヒー、居酒屋までなんでもこい。趣味はストリートダンス。食べたカロリーはダンスで消費します。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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