DHAが若さを保つ! 一日ひと切れ魚を食べる習慣をつけよう
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

DHAが若さを保つ! 一日ひと切れ魚を食べる習慣をつけよう

「頭が良くなる」だけじゃない
青魚に多く含まれている栄養素DHA(ドコサヘキサヘン酸)は、頭が良くなる栄養素として知られています。主に、成人前の子どもにいいと言われていますが、実は成人してから、特に女性は積極的に摂取したほうがよいのだとか。その理由って……?

今回は、各種出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーや飲食店のメニュー開発やプロデュースなどを手がけるなどして活躍中の、管理栄養士・柴田真希先生に、DHAが女性に嬉しいワケを教えてもらいました!

■頭が良くなる? DHAってそもそもどんな栄養素?

――「頭が良くなる成分」と聞くDHAですが、特徴はどのようなものですか?

DHAは、人体に必要な栄養素です。頭が良くなるという効果については、脳や神経細胞をはじめとした全身の細胞膜をつくるのに必要な栄養素であることが理由。このため、幼少期には積極的に摂り入れることで脳の活性化や発達を促す作用があり、「頭が良くなる成分」と言われているのです。(柴田真希先生)

――青魚のサラサラ成分という言葉もよく聞きますが、これはどういった意味なのですか?

主に青魚には、今回お話しているDHAとEPA(エイコサペンタエン酸)という成分が含まれています。これは必須脂肪酸と呼ばれ、人体の生理代謝には必須であり、体内の他の脂肪酸から合成できないため、食事から積極的に摂るべき成分なのです。サラサラとしていて透き通っており、常温でも固まらないという特徴があるため、青魚のサラサラ成分と呼ばれています。

■成人女性がDHAを摂るべき理由は?

――DHAを女性が積極的に摂るべき理由などはありますか?

血栓を溶かしたり、中性脂肪を下げたりする働きがあるため生活習慣病予防に効果があります。血流も良くなるので代謝が上がり、それによる美容効果や老化予防にも期待できます。

また、認知症というと大げさに感じますが、若い女性でも「人の名前が思い出せない!」「昨日なに食べたっけ?」と思う人は多いと聞きます。そんな時には要注意です。DHAには脳の血流を良くし、活性化する働きがあり、認知症の予防にも効果が期待されているので、子どものみならず、成人してからも積極的に摂るとよいでしょう。

さらに、免疫機能を正常化して、アレルギー疾患の予防と症状の軽減に効果があるとも言われています。

■DHAは熱に弱い? 効果的な摂り方は?

――DHAを上手に摂るには、どのようにしたらよいですか?

イワシやサバのような青魚、マグロやサケなどに多く含まれています。一日に魚をひと切れ程度食べる習慣をつけるようにしましょう。

――取り入れる際の注意点はありますか?

DHAは熱に弱いので、お刺身など生の状態で食べるのがおすすめです。また、鮮度が落ちると酸化しやすくなるため、新鮮なものを選ぶようにしましょう。

できるだけ魚を生で食べ、加熱する場合は煮物やホイル焼きに、焼き魚もフライパンで野菜といっしょに調理して野菜に栄養を吸わせるともれなく摂取することができます。

魚類が苦手な方やベジタリアンの方は、DHAと同じn-3系脂肪酸であるα-リノレン酸を多く含む植物油(えごま油や亜麻仁油など)を積極的に摂るといいでしょう。
「頭がよくなる」という由来には、DHAの優れた効果によるものがあったようですね! 特に、美容や老化防止の効果を考えると、まさに成人女性こそ摂るべき栄養素とも言えるでしょう。魚をたくさん食べて、健康的な体を手に入れましょう!

(ドテコ+どてらい堂)
アリシー 編集部
アリシー 編集部
アリシー編集部は、30代を目前に漠然とした不安を抱くも、なかなか一歩前に踏み出せない女性(=いもむし女子)に向けて、いつもの日常がちょっと豊かになるようなコンテンツを提案しています。きっと自分らしい生き方を見つけるきっかけになるかも。
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女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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