ミランダ・カーも実践!? 乾布摩擦が美容にいいって本当?
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

ミランダ・カーも実践!? 乾布摩擦が美容にいいって本当?

第20回 タメになる情報
服を着たまま&室内でOK!
「乾布摩擦」と言うと、上半身裸のおじいちゃんが庭先でやっていそうなイメージ……。ですが、実は若い女性にもメリットがたくさんあるのだそう。乾布摩擦の効果や方法などを、ダイエットエキスパートの和田清香さんに伺いました。

■美肌効果もある!? 乾布摩擦って何?

── 乾布摩擦とはどのようなものですか?

「タオルで肌をこすって刺激する健康法です。幅広い世代の方々が、昔から主に風邪予防で取り入れてきました。海外ではタオルではなくブラシを使う『ドライブラッシング』というスタイルもありますよ。人気モデルのミランダ・カーも実践しているそうです」

── どんな効果が期待できますか?

「まず血流がよくなります。その結果、むくみや冷えが改善する、自律神経のバランスが整うなど、さまざまな効果が派生します。自律神経が整うと便秘や下痢が解消する、寝つきがよくなる、代謝がアップして痩せやすくなる、免疫力が上がって風邪をひきにくくなるなど、多くのうれしい効果が期待できます。また、肌をこする動きで古い角質が取れるので、続けていけば美肌効果も得られるでしょう」

■何を用意すればいい? 注意点もチェック!

── タオルはどんな物を準備すればいいですか?

「背中にたすきがけするように持った時、両端を持てる長さのものを用意してください。肌に触れるので、素材は柔らかいものがオススメです」

── 海外のように、ブラシを使っても大丈夫でしょうか?

「ブラシでも問題はないのですが、痛いと感じる人もいます。タオルの方が痛みもなく、家にあるものを使えるので取り入れやすいでしょう」

── 服は着たままでいいですか?

「服を着た状態で大丈夫です。薄い生地の服なら、裸の状態とほぼ同じ効果が得られます」

── 寒い日に薄着で外に出るのは辛いのですが……。

「外で行うイメージがありますが、場所は温かい室内で構いません」

── 効果的なタイミングはありますか?

「お風呂に入る直前がオススメですね。血流がよくなって温浴効果がアップします。寝起きに布団の中で行うのもよいですよ。血のめぐりがよくなると寝覚めがすっきりして、代謝も上がります。避けるべきなのは、入浴中。肌が濡れた状態で行うと摩擦が起き、肌を痛めてしまいます」

■「心臓から末端へ」を意識! 乾布摩擦をレクチャー

早速、具体的な方法を教えていただきます。
タオルは3つ折りの状態にします。
心臓から手先・足先などの末端に向かって血流を促していくため、心臓に近い胸からスタート。まずは鎖骨から肩へと、撫でるように優しくこすります。1パーツにつき、5回ずつ行います。
胸のまわりを「∞」を描くように5往復します。
みぞおちからおへそにかけて、上から下に撫でおろします。
おへそを中心に、時計回りに円を描くようにします。
おへそから恥骨に向かって撫でおろします。
タオルを伸ばし、両端を持ってお腹全体を左右にこすります。
タオルを3つ折りにし、うなじから首の根本まで撫でおろします。
首筋から肩に向かって撫でおろします。この動きは首まわりの血色がよくなる効果が期待できます。
タオルを伸ばして両端を持ち、首の後ろに引っかけ、左右に振ります。
タオルを折り、背中全体を上から下に撫でおろします。
たすきがけにするようにして両端を持ち、斜めに往復させます。片方が終わったら左右の位置を変えましょう。
余裕がある人は背骨に沿って上下させる運動もしてみましょう。
背中での上下運動がキツい人は、左右に往復させてもOKです。
タオルの両端を持ったまま腰へ。身体をひねり、お尻の横を左右に往復させます。
腰からお尻全体もこすります。足先を少し上げると、お尻をまんべんなくカバーできます。
タオルを折りたたみ、お尻全体に円を描くようにこすります。脂肪量が多く冷えやすい部分なので、念入りに。
タオルをたたんだ状態のまま二の腕へ。タオルは腕を覆うようにかけ、肩から肘に向かってこすります。外側が終わったら裏側も行います。
肘下も、肘から手先にかけて、外側・裏側両面を撫でおろします。
手の甲・手のひらを指先へ撫でおろします。手先だけならハンカチでもOKだから、指先に冷えを感じたらこれだけでも、温まるそう。
指も1本ずつ刺激します。爪の付け根をぎゅっと左右から押すのも◎。
腕・手が終わったら足へ。座った状態でこする方の膝を立て、足の付け根から膝に向かって、太ももの外側・裏側両面を左右に振ります。膝下も同様に、膝から足首に向かって、外側・裏側両面をこすります。
足先まで来たら、足の裏にタオルを引っかけて左右に振ります。
足首から足指に向かって、足の甲も撫でおろします。
手指と同様、足指にもタオルを引っかけて刺激しましょう。
最後に、結び目を作ったタオルを床に置き、
結び目部分を踏みます。足裏を乾布摩擦できるだけでなく、適度な刺激を与えます。
冬のイメージが強い乾布摩擦ですが、効果は季節を問わず期待でき、三寒四温を繰り返すこれからのシーズンにもオススメ。紹介したプロセスも5分かからずに実践できますよ。ちょっと身体が冷えたな~と思ったら、タオルなどで肌を優しく刺激してみてくださいね。

(五十嵐綾子+ノオト)
五十嵐綾子
五十嵐綾子
ALICEY世代ど真ん中のフリーランスライター・編集者。史学科出身&世界遺産検定1級の世界史系歴女でもあります。知らない世界に飛び込むことや新たな発見をすることが大好きなので、読者の皆さまの世界が広がる記事をお届けします! ※背景画像撮影:中里健太(@LENS_BLOG_)
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女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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