スポーツ用イヤホンのメリットやおすすめランキング
この記事は「éditeur」から提供を受けて掲載しています

スポーツ用イヤホンのメリットやおすすめランキング

第20回 車でスマホで家で「音楽」にこだわるための逸品
技術の進歩によってイヤホンの使用環境が多様化しているなかで、各シーンにあったイヤホンが次々と登場している。スポーツ用イヤホンも御多分に漏れていない。実際にジョギング、ジムでのワークアウト、サイクリングなどスポーツをしているときに音楽を聴きたいという方も多くなっているのではないだろうか。スポーツシーンで使えるイヤホンを紹介することにしよう。

スポーツ用イヤホンを選ぶポイント

そもそもスポーツ用イヤホンにはどんな要素が必要だろうか。運動時の環境を思い浮かべてみよう。激しく動く。汗をかく。競技に集中する。などスポーツによって色々あるだろう。そこで、スポーツに集中するために使うイヤホンの選び方を9つ紹介していく。

1.ワイヤレスか

まずは激しく動く運動の場ではワイヤレスであるかということは重要なポイントであろう。ケーブルを意識せずに自由に動ける状況を作ることがあるので、より手軽に、自由に運動中の音楽を楽しみたい方は必須の機能である。

2.重量が軽いか

自由に動くという観点ではイヤホン本体の重さも重要なポイントだ。装着して重さが気になってしまうものは運動中にも気になってしまうタイミングが必ず訪れる。選ぶときは一旦試着してみて決めるのもアリだろう。

3.遮音性はどうか

遮音性も重要なポイントだ。屋外での運動では周囲の音が聞こえないと危険なため開放型のインナーイヤータイプのイヤホンを選ぶと良い。反対に屋内の運動で自分の世界に入り込みたい時には密閉しているカナル型イヤホンがおすすめだ。

4.防滴・防水性はあるか

運動時には汗を多くかく場面や、雨天時の屋外の環境も想定されるので、防滴・防水性もあると心強い。防滴・防水性の基準ではIP(X)という規格が存在する。IPXの後に「IPX5」のように0~8までの数字が入る。数字が大きくなるにつれて防水性能は強くなる。ちなみに「8」では「潜水状態の使用において影響を及ぼさない」レベル、「4」では「いかなる方向からの水の飛沫に対し影響を及ぼさない」レベル。商品に表示されていることがほとんどなので選ぶ基準にしてほしい。極端な水環境でない場合は「4」あれば問題ないだろう。

5.音質がいいか

運動時は激しく動くのでその分雑音も多く生じることになる。音質面がしっかりしていると運動時もストレスなく音楽を楽しめる。ちなみにワイヤレスイヤホンでは音楽を通信して伝えるので圧縮方式も音質に関わってくるポイントである。AAC、apt-X、apt-X HD、LDAC、SBCなど高音質圧縮方式もあるのでチェックしてみるといい。ただ、ワイヤレスイヤホンではハイレゾのものは少ない。

6.機能性があるか

運動時に便利な機能があるかも選ぶポイントになるだろう。運動しながら手軽に通話できたり、リモコン操作が簡単にできたり、外の音を遮断するノイズキャンセリング機能があったり、近年は色々と機能が盛り込まれている。心拍計やGPSがついているものまである。ご自分の用途に合わせて選ぶと良いだろう。

7.装着性に優れているか

装着性も見逃せないポイントだ。耳につけて動いた時にズレてしまったら元も子もない。例えばカナル型は耳栓のように耳に差し込むためズレにくいが、インナーイヤータイプはズレやすいというデメリットがある。シリコンなどの耳にフィットさせるアダプタがあったり、耳掛けハンガーがあったりとそれぞれのタイプで装着性を高める工夫をしているものもある。また、ワイヤレスでも完全に左右のイヤホンが独立した完全ワイヤレスタイプから、左右のイヤホンがケーブルやネックバンドでつながった左右一体型のもの、片耳のものなどいくつか種類がある。それぞれに装着性が違うので好きなものを選ぼう。

8.電池の持続時間が長いか

マラソンなど長時間の使用を想定している場合は電池の持ちも見ておいた方が良い。屋外での運動時に電池がなくなってしまったらイヤホンはただの邪魔なものになってしまうのだ。

9.耐久性が高いか

運動時は通常使用よりもタフな使い方をするので、劣化も早くなる。耐久性がしっかりしているかも確認しておくと安心だ。

スポーツ用イヤホンのおすすめランキング

スポーツ用イヤホンの選ぶポイントがわかったところで実際におすすめのイヤホンを紹介していこう。

完全ワイヤレス型(Bluetooth)

まずは完全ワイヤレス型の紹介だ。左右のイヤホンのみでケーブルがないタイプを指す。単純に運動のしやすさことだけを考えると最適なタイプといえるだろう。

Apple(アップル) 「AirPods」

Apple初となる、完全ワイヤレスタイプのイヤホンがこのモデル。iPhoneとの相性は言うまでもないだろう。Apple独自開発の「W1チップ」がもたらす高性能、高機能が特徴。専用(充電)ケースから取り出すだけで瞬時にペアリングするのも便利だ。電源は、耳に差し込むだけで自動的にオンになる。15分の急速充電で3時間再生。ケースとの併用で最大24時間の長時間使用可。インナーイヤー型。
バッテリー最大駆動時間:約5時間

B&O PLAY 「Beoplay E8」

老舗北欧ブランドの完全ワイヤレスイヤホン。ヤコブ・ワグナーによるミニマムなデザインも特徴的。最新の「NFMI(近距離磁界誘導)」ペアリング技術を搭載。タップするだけで再生、停止、音量、通話などの操作が可能。イヤーピースが豊富に付属しているので、自分に合ったものが見つけられるだろう。カナル型。

TAROME (タロメ) 「ワイヤレスイヤホン」

ひとつのボタンでさまざまな操作が簡単行えるように設計された完全ワイヤレスイヤホン。ひとつのボタンで音楽再生/一時停止、通話開始/終了/拒否/リダイヤルなどの操作をすべて実現可能。3,000円台という価格設定も嬉しい。カナル型。
バッテリー最大駆動時間:約7時間

SONY(ソニー) 「WF-SP700N」

SONYから発売された、スポーツタイプの完全ワイヤレスイヤホンがこのモデル。シリコン製サポーターにより耳へのフィット感が優れており、IPX4相当の防滴性能も持っている。「EXTRA BASS 」から受け継いだ重低音重視のサウンド調整になっているのがポイントだ。完全ワイヤレスイヤホン。カナル型。
バッテリー最大駆動時間:約3時間

EARIN 「M-2」

スウェーデンのオーディオメーカーEARINの手がけた完全ワイヤレスイヤホン。コンパクトなデザインの本体が特徴。モーション検出機能で左右の耳どちらに装着しても自動的にポジションを判別してくれるのもありがたい。イヤホン左右の接続に「NFMI(近距離磁界誘導)」を採用しているので音飛びや音切れの原因となる信号のドロップアウトやノイズによる干渉、音ズレの原因となる遅延が起こりにくい。カナル型。
バッテリー最大駆動時間:約4時間

SHURE(シュアー) 「SE215 Special Edition Wireless」

SHUREの大ヒットイヤホン「SE215」のBluetooth対応モデルだ。サウンドは「SE215」をそのままにワイヤレス化に成功した。ケーブルを耳の後ろから通すSHURE掛け(イヤホンのケーブル付け根にワイヤーが仕込まれている)はもちろん、MMCXのリケーブルにも対応している。カナル型の左右一体タイプのワイヤレスイヤホンで、リモコンもついている。
バッテリー最大駆動時間:約8時間

左右一体型

完全ワイヤレスタイプのイヤホンだと激しい運動時に外れるのではないかと不安になってしまう人もいるのではないだろうか。使用中の落下が気になるのであれば、左右一体型をおすすめする。使い回しもよく、スポーツに適したモデルが揃っているのでチェックしてみてほしい。

TaoTronics 「TT-BH07」

3000円以下で購入できるコスパの高いBluetoothイヤホンがこちら。高音質コーデック「aptX」に対応しており、対応するスマホやプレーヤーと組み合わせることで高音質を楽しめる。イヤホンヘッド部に磁石が内蔵されており、使用していないときはネックレスのように左右のイヤホンをくっつけて首にかけられる。左右一体タイプのワイヤレスイヤホン。カナル型。
バッテリー最大駆動時間:6時間

BOSE(ボーズ) 「SoundSport wireless headphones」

BOSE初となる、Bluetoothに対応したスポーツイヤホンがこのモデル。防滴仕様。シリコン素材の「StayHear+Sportチップ」がウイングパーツと一体化しているので、高いフィット感で音楽を楽しめる。インラインリモコン部にはNFC搭載で、ワンタッチでデバイスとペアリングできる。カナル型で、左右一体タイプのワイヤレスイヤホン。
バッテリー最大駆動時間:約6時間

Pioneer(パイオニア) 「SE-CH9T」

パイオニア初のハイレゾ対応イヤホンがこのモデルだ。新開発の大口径9.7mmのドライバー搭載。耳の装着部分をギリギリまで太くしたので、音の通りがよくよりダイレクトにサウンドが楽しめるのが特徴である。ケーブル有(MMCXのリケーブルに対応)。カナル型。

final 「E3000」

新興の国産イヤホンブランドfinal製の「E3000」。高音質、シンプルなデザイン、使い勝手の良さ、手がとどく価格ということを目標に開発されたのがEシリーズ・6.4mmのダイナミック型ドライバーユニットだ。耳道の傾きにフィットするように独自に設計されたイヤーピーススウィングフィット機構でつけ心地にも繊細な気が配られている。ヘッドホン部門で銅賞を受賞している。ケーブル有。カナル型。

Onkyo(オンキョー) 「E700M」

老舗メーカー・Onkyoのハイレゾイヤホンがこのモデル。6~40000Hzの広帯域再生可能。セミオープンタイプであることも特徴だ。セミオープンタイプは密閉型と比較すると遮音性は劣るが、開放型が得意とする音の広がり感と密閉型得意とする豊かな低域表現のバランスを実現する。ケーブルには通話切り替え機能付きコントロールマイクも搭載しているのでスマホとの相性がいいのも特徴だ。ケーブル有。カナル型。

SONY(ソニー) 「WI-1000X」

SONYを代表するワイヤレスイヤホン「WI-1000X」。SONYのワイヤレスイヤホンで選んでまず間違いないモデルだ。左右のイヤホンをつなぐバンド部分にバイブレーション機能で通話メールの着信に気づくこともできる。カナル型。

バッテリー最大駆動時間:約10時間(ノイズキャンセリングON時)

Anker 「Soundcore Spirit X」

軍事技術でも採用されている「SweatGuardテクノロジー(ナノコーティングなどの技術を組み合わせたもの)」を独自開発・搭載でIPX7相当の防水性能を持っている。マリンスポーツなどでも使えるように防汗性能を搭載しているのが特徴だ。カナル型の左右一体タイプのワイヤレスイヤホン。
バッテリー最大駆動時間:約12時間

audio-technica(オーディオテクニカ) 「SOLID BASS ATH-CKS1100X」

”圧倒的な低域表現”をコンセプトにした「SOLID BASS」シリーズのワイヤードイヤホンの最上位がこのモデルだ。「ハイレゾ」にも対応している。「11mm SOLID BASSHDドライバー」「高精度設計の磁気回路」「切削無垢アルミニウムエンクロージャー」などの組み合わせでキレのある低音と高い解像度を両立しているのが特徴だ。ケーブル有。カナル型。

JVCケンウッド 「XX HA-FX77X」

重低音&タフをターゲットに開発された米国発のイヤホン。「重低音」については高磁力ネオジウムドライバーユニットや、ハウジング内部にダクトをトルネード状に配置する「XTREME TORNADO DUCT(エクストリームトルネードダクト)」でコンパクトかつ深みのある重低音を実現している。「タフ」については耐久性に優れたアルミ切削ボディ・衝撃に強いエラストマー素材をしようしたラバープロテクター採用している。ケーブル有。カナル型。

DENON(デノン) 「EXERCISE FREAK」

大手音響メーカーのDENONがスポーツ用に開発したイヤホンが「EXERCISE FREAK」だ。防滴加工、抗菌加工など細部にわたってスポーツシーンに合うカスタマイズされている。カナル型。
バッテリー最大駆動時間:約7時間

ネックバンド型

首元にネックバンドを配置してイヤホン未装着時も首にかけておけるのが魅力的だ。

BOSE(ボーズ) 「QuietControl30」

BOSE社初のBluetooth対応のノイズキャンセリングイヤホンがこのモデルだ。左右の
イヤホンに合計6個ものマイクを搭載してアクティブノイズキャンセリングを行う。ユーザー自身がノイズキャンセルのレベルを調整できる「可変ノイズキャンセリング」機能があるのもポイントだ。カナル型。
バッテリー最大駆動時間:約10時間

Beats by Dr.Dre 「BeatsX」

Apple社傘下のBeats社が発売しているリモコン付きイヤホンだ。「Apple W1チップ」を搭載しているため、iPhoneとのペアリングが容易にできるという特徴もある。ボタンリモコン搭載でSiriを使わずに操作可能。カナル型で、左右一体タイプのワイヤレスイヤホン。
バッテリー最大駆動時間:約8時間

SENNHEISER(ゼンハイザー) 「PMX 685i SPORTS」

大手音響メーカー、SENNHEISER(ゼンハイザー)のスポーツユースイヤホン。汗や水に強く、軽量な作りになっている。インナーイヤー型。

片耳イヤホン型

片耳だけイヤホンをさして、もう片耳は外の音を聞いていたいという人向けの片耳イヤホンも存在する。

Amorno 「M770」

2,000円台の低価格ながら、スポーツ用イヤホンの要素を網羅した片耳イヤホンだ。防塵・防水設計であることも嬉しい。完全ワイヤレスタイプ。カナル型。
バッテリー最大駆動時間:約6時間

Jabra 「MINI (片耳ワイヤレスイヤホン)」

2台同時に接続できる作業中の使用にぴったりな片耳イヤホン。動きに対応するために耳掛けハンガーがついて、スポーツにも十分に対応できる作りになっている。完全ワイヤレスタイプ。カナル型。
バッテリー最大駆動時間:約9時間

ウォークマン一体型

通常のイヤホンは音楽プレーヤーなど音源に接続しなければ音楽を再生できないが、イヤホン本体に音源部を内蔵したものも存在する。代表的なものを紹介する

SONY(ソニー) 「NW-WS414」

SONYのイヤホン一体型ウォークマンだ。8Gか16Gのメモリを内蔵しており、本体だけで音楽体験が完結するもモデルだ。IPX8相当の防水対応もしている。左右一体タイプのワイヤレスイヤホン。カナル型。
バッテリー最大駆動時間:約1.5時間

イヤホンの基本知識

商品を見ていくなかで、もっと選ぶ軸がほしいと感じた方もいるのではないだろうか。そこでイヤホンの基礎的な知識を整理してご紹介しておこう。これらをしておけば、ある程度自分の軸でイヤホンの全体像を捉えることができるようになる。

イヤホンは2種類

自分にあったイヤホンを決める際に、知っていてほしいのは「装着部の形状」の違いだ。すなわち「カナル型」か「インナーイヤー型」かである。他にも種類がないわけではないが、現在は、ほぼこのどちらかの形状から選ぶことになる。それぞれの特徴を見ていこう。

カナル型

カナル型とは、耳栓のように耳穴にしっかりと差し込むタイプだ。現在の主流となっている形状といっていいだろう。遮音性が高く音漏れしにくいのが大きな特徴だ。形状上、発音部からの音が純粋に届きやすいので音質面でも有利で、細部の音もしっかりと聞き取れる。低音が得意で、高音の抜けが悪い(こもりやすい)傾向があるので、低音が好きな人には有利に、高音が欲しい人には不利に働く。閉塞感が嫌いな人や音のこもりが気になる人には以下のインナーイヤー型を試してみてほしい。

インナーイヤー型

耳穴の入り口に浅く装着するタイプが、インナーイヤー型だ。きつく耳穴に装着しないので長時間のリスニングでも疲れにくいのが特徴。カナル型より遮音性が低いので音漏れしやすく外の音も入ってきやすい難点がある一方、開放感のある音になり、高音の抜けが良い傾向がある。遮音性の問題から細かい音は聞き取りづらいが、作業しながら、移動しながらなど「ながら聴き」をする方には最適な形状といえるだろう。

ドライバーユニットの駆動方式

イヤホンの最も重要なパーツのひとつにドライバーユニットと呼ばれる部分がある。ドライバーユニットとは電気信号を音に変換するパーツのことだ。物理的に音、つまり振動にする部分なのでこのユニットの品質や特性は音にダイレクトに影響する。主に2種類あるので押さえておこう。

ダイナミック型ドライバー

最もポピュラーなタイプのドライバーユニットがダイナミック型だ。「ボイスコイルという磁気回路に電気信号を流して、電磁力を発生させる→ボイスコイル周辺に配置した磁石との反応を利用し、ダイアフラム(振動板)を前後に振動させる→音になる。」という仕組だ。ひとつのドライバーユニットで広い周波数帯域をカバーできるのが特徴だ。中低域のサウンドに定評があり、パワフルともいわれる。ダイアフラム(振動板)が大きいと音質的に有利とされている。ただ小型化には向いていない。無理に小型化する必要がないヘッドホンの多くはダイナミック型を使っていることがほとんどだ。低コストで低音再生にも強いという利点もある。

バランスド・アーマチュア型ドライバー

ダイナミック型と同じで、磁石とボイスコイルの反応による振幅で音を鳴らす仕組みだ。違いはアーマチュアという金属の鉄片の振動をドライブロッド(細い棒)が伝えることで振動させることである。仕組み上、小型化しやすい。小さくても高感度、高出力できるのも特徴だ。より小型化が望まれていた補聴器などに使われていた技術という経緯がある。解像度が高く、明瞭なサウンドだが低温に弱いというのが音質面での特徴だ。ダイナミック型に比べ周波数帯域は狭いので複数搭載し広い周波数帯域を確保するものもある。

ハイエンドモデルでは両タイプを掛け合わせたハイブリッド型も存在する。自分の好みの音とドライバーユニットの特性を照らし合わせてみると良いだろう。

カタログスペックの見方

さらに突き詰めていくと周波数帯域などカタログに書かれているスペックについて知りたくなる方もいるだろう。それぞれのスペックの意味を簡単に説明していく。

再生周波数帯域(単位:Hz)

イヤホン本体だけで再生可能な音の周波数の幅のことを指し、Hzで表される。数値が小さいほど低い音程、大きいほど高い音程ということになる。つまり、広い周波数帯域を持っているかどうかは幅を見ることで判断できるということだ。ただ、販売時の表示に明確な基準はないので、メーカーによって基準(可聴域のみの表示/機器で計測した値など)が違うので目安と考えるべきだ。実際に実機で試聴して感覚にあったものを決めるのがおすすめ。ちなみにハイレゾロゴマークがついたものは40000Hz以上の高域再生が可能なものだ。

出力音圧レベル/能率/感度(単位:dB/mW)

1mW分の音を入力した時にイヤホンから発音する再生音の強さも基準になる。単位はdB/mW。スマートホンなどの再生機器で同じボリュームだったとしても、数値が低いと大きな音は得られないのである。

最大入力(単位:mW)

イヤホンに入力できる瞬間的な最大電力。単位はmWで表されるので、再生機器の出力を上回っているかを必ず確認しよう。

インピーダンス(単位:Ω)

イヤホンの電気抵抗の大きさを表す。単位はΩ(オーム)。インピーダンスが大きいほど音が小さく、小さいほど音は大きくなる。

Webメディア「éditeur」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。一部コンテンツは、「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
Webメディア「éditeur」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。一部コンテンツは、「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。