頭皮に「できもの」が!気になる原因と自分でできるヘアケアとは
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頭皮に「できもの」が!気になる原因と自分でできるヘアケアとは

第3回 夏のオトコのヘア対策
頭皮の大きいできもの。痛くない場合も、たくさん増えかゆい、臭いなどの症状まで出てしまい、慌てて治療法を求めて皮膚科を受診した方もいるかもれません。かさぶたが赤い、もしくは白いものはニキビが原因の場合も。治らない時の正しいケアをみていきましょう!

頭皮の「できもの」赤い?白い?かさぶたの症状は?

シャンプーやブラッシングしている時、頭に違和感があって調べてみたら、いつの間にかできものができていたなんて経験がありませんか?
頭皮のできものはなかなか治りにくい厄介ものですが、かさぶたの状態によって、その正体と原因を調べられると言われています。

突然できたできものの正体は?

白いフケのようなかさぶたはターンオーバー周期の乱れが主な原因で、古い角質が残っている状態かもしれません。

原因としては、シャンプーなどが合っていない場合が考えられます。また、ターンオーバーの乱れ以外の原因もありえるため、気になる場合は皮膚科を受診してみましょう。

かさぶた部分が赤い場合はシャンプーの際に爪などで頭皮を傷つけている可能性があります。

そのほか紫外線やドライヤーなどの乾燥によって、一時的にかさぶたができているかも知れません。そこまで気にする必要はないですが、たくさん増えてきて治らない場合や大きいかさぶたの場合はやはり病院での診察をおすすめします。

頭皮の炎症に注意!

上記の白いかさぶた、赤いかさぶた以外に黄色い大きなかたまりのようなかさぶたができることもあります。
これは頭皮が炎症を起こしている可能性があり、菌の繁殖が原因であるため、すみやかに皮膚科に相談しましょう。

専用のシャンプーも販売されており、治療後はこまめに対処すれば再発も防ぐことが可能だと言われています。

自分でできる頭皮状態チェック

髪は気にすることが多いですが、頭皮についてはわりと無関心な方も多いのではないでしょうか?
できものができて慌てないためにも、日頃から自分で頭皮のチェックを行いましょう。頭皮の状態は色や触った時の皮膚の感触によって、ある程度判断できます。

●赤みを帯びている…赤くなっている、または頭皮全体がピンク色に見える場合は日焼けによって赤くなっている可能性が考えられます。炎症や湿疹ができることもあるので、注意しましょう。

●黄色みや茶色みを帯びている…紫外線の浴び過ぎや体調がすぐれない時、頭皮が硬くなることによって黄色や茶色など、肌色に違い状態になります。体調が気になる場合は病院へ相談しましょう。

●青色っぽい…健康な頭皮は当面感があり、青白く見えます。ただし、濁ったような色合いやあまりに白すぎる頭皮は乾燥していることも考えられます。

●頭皮がかさついている…乾燥している頭皮はしわしわしていたり、かさつきが出てきたりします。小さな刺激にも敏感になりがちなので、保湿などを心掛けましょう。頭皮が固く動かない、反対にぶよぶよと弾力がない状態も頭皮に元気がない証拠です。

頭皮の状態は日々変わるため、今日は健康だと思ってもすぐに変化してしまいます。毎日セルフチェックすることで頭皮の健康を把握することが可能です。

この症状の原因は?頭皮のできものの原因は意外なところにあった!

頭皮にできものができる原因はさまざまなことが考えられます。頭皮のお手入れをおろそかにしてしまうと、全体的にたるんできてしまうため、原因を知ってしっかりと対処しましょう。

シャンプーが合ってないことも

意外に思われるかもしれませんが、頭皮も顔と同じように肌荒れしてしまうことがあります。パーマやカラーリングなども頭皮に大きな負担を掛ける原因のひとつです。頭皮にやさしい薬剤もあるため、美容室で相談してみましょう。

また、自分の肌に合わないシャンプーを使い続けるとターンオーバーやバリア機能がうまく作用しないこともあります。頭皮がかゆい、またはフケが目立つなどの症状がある場合、まずは今使っているシャンプーを見直してみると良いでしょう。

朝シャンはダメージを招く?

今や朝シャンは若い女性を中心に定番ですよね。寝癖や寝汗による臭いを解消できて、さっぱりとした気分で1日を迎えられなど、何かとメリットが多いように思える朝シャン。しかし、頭皮にとっては負担をかけてしまう行為なのをご存知でしょうか?

通常、ホルモンはゴールデンタイムと呼ばれる夜10時~2時ごろに多く分泌されます。この時間帯に毛穴に汚れが詰まっていたりすると髪の成長の妨げになる恐れがあります。朝シャンしてから外出すると長時間汚れが付着した状態が続いてしまいがちです。夜のシャンプーで汚れを落としてあげるのが理想的でしょう。

また、清潔さを気にするあまり1日に何度もシャンプーするのも頭皮にとってはNG。頭皮はとてもデリケートなので、シャンプーで刺激を与えすぎて、できものの原因になることも考えられます。洗髪は1日2回までに留めておきましょう。

生活習慣の乱れが原因の場合も

頭皮は体の一部なので、体が健康でなければ頭皮も弱ってきます。睡眠や運動、食生活に気を配ることが大切です。普段の不規則な生活でストレスを溜めこみ過ぎると、湿疹などの症状が頭皮に表れてしまうこともあります。

働いている方は仕事で帰宅が遅くなり、深夜に食事をしたり睡眠時間が短かったりすることで、ホルモンバランスを崩しやすいと言われています。早寝早起きを心掛けましょう。そのほか、ストレスも頭皮トラブルを引き起こす原因になってしまいます。

体を動かして汗を流すことは脂分を流す作用もあるため、たまには軽い運動やストレッチなどでストレスを発散させましょう。この時、一緒に頭皮マッサージを行うとより効果を期待できます。

紫外線は要注意

紫外線は、皮脂の中の酸化物を多く発生させる性質があります。このため、頭皮に余分な刺激を与え、できものができやすくなってしまいがち。皮脂が酸化すると頭皮の臭いにもつながります。紫外線を浴びないように外出はできるだけ帽子や日傘などで、頭皮への刺激を防ぎましょう。

この時、頭が汗で蒸れたりしないように清潔に保つことも忘れずに。浴びてしまった後は抗酸化作用のあるシャンプーでケアするのもおすすめです。

できものなら皮膚科に行くべき?痛くないけど治らない頭皮ニキビ

繰り返すのは体質のせいかも

1度できてしまうと何度も繰り返す頭皮ニキビ。顔にできるニキビと同じように過剰な分泌による皮脂が、毛穴に詰まるのが原因です。皮脂の分泌が多い、毛穴が小さいために皮脂が分泌されやすい肌質だと、皮脂が詰まりやすく頭皮ニキビもできやすくなってしまいます。

男性ホルモンが多い体質だと女性でもこのような状態になりやすいですが、食事や生活習慣を見直すことでホルモンバランスの崩れを防ぎ、肌のターンオーバーを改善できると言われています。

頭皮ニキビの症状とは

頭皮ニキビは毛穴に角質や皮脂が詰まることが大きな要因とされています。ポツポツとたくさん増えたり大きくなったりもしますが、湿疹とは違い、頭皮全体に広がることはありません。また、痛くないので症状があまりなく、普段髪に隠れていることから見つけにくいのが特徴です。

ただ、自覚症状がないとはいえ、シャンプーなどの際に頭皮ニキビを傷付けることで悪化してしまうかもしれないため、早めにケアしましょう。

今すぐ始めたい対策法

頭皮ニキビを防ぐには頭皮の代謝機能のサイクルを促進させることが大切です。仕事や生活環境のストレスや寝不足を改善できれば、代謝機能もアップします。

次に頭皮環境を整えるために、適度な洗浄力のシャンプーで毛穴詰りを取り除きましょう。

バスタイムはシャワーだけで済ませずにできれば湯船に浸かるのがおすすめです。リラックス効果もありますし、老廃物を洗い流して代謝を上げることも期待できます。頭皮のニキビケア用のローションなども販売されていますが、すでにニキビができてしまっているところに使用するとよけいに刺激してしまうこともありえます。
あまりに症状が我慢できない場合は自己判断せず、皮膚科に相談しましょう。

正しい治療法で、頭皮のできものが大きくたくさん増えるのを防ぐ!

頭皮を傷付けるのはNG

頭皮を傷つけるのは頭皮環境にとって好ましくありません。できものやかさぶたが炎症するだけでなく、抜け毛や薄毛の原因になる恐れもあります。かゆい、またはかさぶたが大きいからと頭皮をむやみに触ったりかいたりせずに、そっとしておきましょう。

爪が長いと洗髪の際に頭皮を傷つけてしまうため、伸ばしている方は注意を忘れずに。

乾燥や蒸れをなるべく防ぐ

乾燥も皮脂にとっては大敵です。赤いかさぶたが頭皮にできる場合に考えられるのは乾燥や傷によるものが多く、シャンプーや紫外線が原因です。シャンプーに配合されている成分によっては頭皮の乾燥を招いてしまうため、傷付きやすくなる場合も考えられます。

ヒリヒリするような感覚やかゆみがある場合は。一旦シャンプーの使用をやめ、頭への日よけ対策をしっかりと行いましょう。

食生活を見直して

バランスのよい食事を朝、昼、晩と心掛けることも頭皮の状態の改善に大切です。ビタミンAやビタミンC、ビタミンB群は頭皮の新陳代謝を促し、皮脂分泌の量をコントロールする働きを期待できます。なるべく野菜や魚、海藻類を中心とした食品を取り入れましょう。

反対にインスタント食品の摂取はほどほどに。油っこい料理や甘いものも皮脂の分泌が盛んになり、毛詰まりを起こしやすいため、あまり食べ過ぎないよう注意しましょう。

髪の洗い方を変えるだけで、頭皮のできもの対策!気になる臭いやかゆみも解消

頭皮に優しいシャンプーを選ぶ

自分に合ったシャンプーを使うことは、頭皮のできものに有効だと言われるケアです。シャンプーを選ぶ時は髪質を基準にすることが多いですが、頭皮環境を考えた商品もたくさん販売されています。

専用のものが見つからない場合は、保湿力に優れたアミノ酸系のシャンプーを選ぶとよいでしょう。
洗浄力があまり強くはないですが、頭皮に必要な皮脂を適度に残します。刺激も少なく、できものがあっても負担をかけずに洗えます。キューティクルをさらさらにすると人気のシリコンシャンプーは髪にとってはよいですが、シリコンが毛穴に残ってしまい、毛穴を詰まらせる原因にもなってしまいます。

また、洗浄力の強い石鹸系洗浄成分や高級アルコール系洗浄成分が配合されているシャンプーも頭皮に刺激を与えてしまいがちです。頭皮のできものが気になる場合は、使うのを避けた方が無難でしょう。シャンプー後のすすぎも頭皮トラブルを防ぐのに大切なポイントです。

シャンプーを何度も行うよりもすすぎを徹底した方が、髪の汚れが落ち、頭皮のケアにも効果的だと言われています。リンスやコンデショナーはシャンプーよりもすすぎにくく、毛詰まりを起こしやすいため、頭皮につかないように注意しましょう。

自然乾燥は頭皮の大敵

シャンプー後は自然乾燥で済ませる方もいますが、頭皮や髪が濡れたままだと蒸れてしまい、頭皮トラブルのリスクが高まってしまいます。ドライヤーでしっかりと乾かすように習慣づけましょう。ドライヤーの熱風を当て過ぎると頭皮が乾燥してしまうため、ゆっくりと乾かすのがポイントです。

温風で乾かした後は冷風に切り替えて頭皮の温度を下げましょう。

頭皮のできものを予防する!ケアにおすすめのシャンプー

頭皮に一番影響を与えるとも言えるシャンプーは、選ぶことで頭皮のトラブルを改善し、健康な状態を保つことにもつながります。ここでは頭皮ケアにおすすめのシャンプーを紹介します。

クイーンズバスルームシャンプー

「クイーンズバスルームシャンプー」は、アミノ酸洗浄成分と植物性洗浄成分がバランスよく配合されたシャンプーです。冬虫夏草エキスやヒアルロン酸などの5種類の保湿成分が頭皮にうるおいを与えながら、余分な汚れを落とします。ダメージヘアへの効果も期待できるため、髪質改善したい方にもおすすめです。

アスタリフト スカルプフォーカスシャンプー

「アスタリフト スカルプフォーカスシャンプー」エイジングケアに基づいてつくられたシャンプーで、コスメでも有名なアスタリフトシリーズの商品です。ナノサイズのうるおい成分がたっぷりと配合されており、頭皮の水分や油分を保ちます。アミノ酸系の洗浄成分のきめ細やかな泡が、汚れや不要な皮脂をさっぱりと洗い落してくれます。

ハーブガーデンシャンプー

「ハーブガーデンシャンプー」は天然成分100%にこだわっており、頭皮をやさしくケアするシャンプーです。20種類のアミノ酸や18種類のミネラル、豊富なビタミン類などの配合成分によって頭皮の余分な汚れを洗い落しながら、髪にコシとハリを与えます。保湿力も優れているので、頭皮の乾燥が気になる場合にもおすすめです。

アスロングシャンプー

「アスロングシャンプー」は雑誌やメディアでも紹介されたオーガニックシャンプーです。ノンシリコンなのに高い洗浄力があり、頭皮ニキビの原因となる皮脂詰りや気になる臭いもすっきりと解消します。天然エキス配合で刺激も少なく、敏感肌の方でも使用可能。ジャスミン&ブーケの心地よい香りに癒やされること受けあいです。

正しいセルフケアで頭皮のできもの知らずに!

頭皮のトラブルは改善しにくいのが悩みのタネです。とてもデリケートな場所に加えて、普段は髪に隠れて見えづらく、できものを発見した時には大きくなっていたなんてことも考えられます。シャンプーの方法や生活習慣、食生活を見直すことによって自分で予防、改善することができるため、ぜひ実践してみてくださいね◎

ただ、すでにできものができてしまって、大きいかさぶたなどが気になる場合や、長く治らない場合は、自分で直そうと思わず、皮膚科などで正しい治療法を相談しましょう。頭皮が健やかであれば、ヘアスタイルも素敵に決まりますね!
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。

Webメディア「éditeur」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。一部コンテンツは、「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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